【あらすじ&感想】「カグラバチ」第47話 漆羽 【週刊少年ジャンプ】

2024年9月2日㈪発売 週刊少年ジャンプ2024年40号掲載のカグラバチ第47話「漆羽(うるは)」を紹介していきます。
今号でカグラバチは祝連載1周年‼堂々の巻頭カラーです‼しかも2024年8月28日に発表された『次に来るマンガ大賞2024』で見事1位に輝きました‼
そして妖刀の命滅契約を巡る新章「所有者暗殺編」のスタートです‼

カグラバチのアイキャッチ画像です

妖刀「酌揺」の契約者「漆羽 洋児(うるは ようじ)」の回想から始まる今話。
漆羽は18年前に六平国重より「お前に相応しい」という言葉と共に妖刀「酌揺」を預かったようです。
漆羽は「あれが人生の最高潮」「斉廷戦争はかなり張り切ったな」と回想します。漆羽は六平国重に心酔しており六平国重のために戦えたことは人生の最強の美点とまで考えています。
戦後すぐ六平国重に妖刀を返上した漆羽。漆羽が再び六平国重の情報を耳にするのはそれから15年後。
神奈備より、❝毘灼❞により国重が殺されたこと、妖刀が全て奪われたこと、次に命が狙われるのは契約者たち、ということを伝えられます。そうして漆羽は神奈備に保護されながら慚箱❝国獄(こくごく)❞富山県北部に湧き出る天然温泉で外の世界とは隔絶された生活を送ることになったのでした。

そして時は現在へ。❝国獄❞が毘灼に襲撃され追われる身の漆羽は神奈備の指示通り愛宕駅へ向かいます。
神奈備によれば本部より新たな護衛が来るとのこと。❝国獄❞を守っていた神奈備の精鋭たちを倒した毘灼に追われる漆羽は不安を隠せない様子です。そんな漆羽に神奈備の護衛が声を掛けます。振り返るとそこには伯理の姿が。神奈備本部から送られてきたのは伯理と千紘のようですが、千紘とは二手に分かれているとのことです。
護衛の伯理と出会えた漆羽。しかし漆羽は「まずいな」とつぶやき追手の妖術師の気配を感じた様子です。伯理も気配に気付き、念のため漆羽が持つ刀について妖刀か聞きますが、護身用の普通の刀だよ、と漆羽は答えます。伯理は千紘から聞いた契約者に護衛が必要な理由を思い返します。通常体に宿せる妖術は一種類(伯理は特別に衝撃を与える妖術と空間を操る妖術を使えるとのこと)。妖刀の明滅契約を結べばその代償に元来持つ自分の妖術を失う。すなわち今の契約者は妖刀も妖術もない丸腰状態とのことです。
伯理と漆羽に飛びかかる妖術師たち。「俺が守ります」と前に出る伯理でしたが、妖術を使用しようとした瞬間に立ち眩みで倒れてしまいます。「俺らが命に代えても逃がすんだ」「生き延びなきゃたたるぞ」という神奈備の言葉を思い返す漆羽はただの刀と剣術だけで妖術師を倒してしまいます。しかし「鈍ったなクソ…‼」と不満げです。しかし毘灼の新たな追手が追いかけてきます。伯理と漆羽は出発しようとして列車乗り込み追手を巻きますが、そこにも毘灼の妖術師の姿が。

「どこからも沸きやがる」「袋のねずみか?」と焦る漆羽ですが、「こいつらがね」と伯理は安心した様子。毘灼の妖術師の間を気泡のようなものが無数に漂っています。「どこだ」と気泡の発生源を探す妖術師たち。しかしその瞬間に千紘の刀が妖術師たちを切り裂きます。そして千紘は「初めまして漆羽さん」「父からよく話は伺っていました」と漆羽に声をかけます。
国獄で六平国重の息子が現れたことを神奈備に聞いていた漆羽ですが、どうせパチモンだろ、と一蹴していました。妖刀を使用した千紘を目の当たりにした漆羽ですが、まだ千紘の正体を決めかねているようです。そんな漆羽に千紘は「護衛の任は我々が引き継ぎます」「あなたは…絶対に死なせない」と真っすぐな目で伝えます。漆羽は千紘の眼に六平国重を見出し「まッまたッあんたのために戦えるのか!!」「六平サァン!!」と目を見開きます。そんな漆羽を見た伯理は千紘に「やべえ人かも」と耳打ちするのでした。

今話で命滅契約者の漆羽と出会った千紘。六平国重に心酔している漆羽は千紘にも一瞬で心を奪われたようですが、今後どのように共闘していくのでしょうか。護身用の刀1本で毘灼の妖術師4人を一蹴した実力者ですから、妖刀を持ったらどれほど強いのでしょうか。
そして、❝淵天❞❝刳雲❞❝真打❞に続いて(名前だけ)登場した妖刀❝酌揺❞。一体どんな能力なのでしょうか。字から察するに、酔い?が関係しているようにも考えられます。どんな能力か楽しみですね。
また逃げる漆羽も気にしていた国獄を襲撃した毘灼の妖術師たちが使用していた特殊な武器。こちちらもどのな武器なのか気になるところです。カグラバチでは、妖刀や妖術の他にも香刈緋雪が使用する炎骨等さまざまな特殊能力が登場するので、新しい能力が披露されるのでしょうか。
新章がスタートしたカグラバチ。次回も楽しみです‼

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