【あらすじ&感想】「カグラバチ」第18話 轟く【週刊少年ジャンプ】

カグラバチのアイキャッチ画像です マンガ

2024年1月29日㈪発売 週刊少年ジャンプ2024年9号掲載のカグラバチ第18話「轟く」を紹介していきます。

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ついに双城を切り伏せた千紘。千紘は双城もろとも妖刀❝刳雲❞をも斬り砕きます。身体許容量の2倍の玄力を纏った双城と身体許容量の3倍の玄力を纏った千紘。「妖刀は…お前に微笑んだらしい」と双城は千紘へ伝えます。千紘は「…いや…違う…」「……お前にも微笑んだ」「ただ…」と双城へ言葉を続けます。
力が尽きた千紘は倒れこみますが柴によって抱きかかえられます。「…ようやったほんま」と千紘をねぎらう柴。その遠く後ろには❝毘灼❞妖術師の影が。気配を感じた柴が振り向きますがそこにはもう姿はありません。
双城は最後の力を振り絞り妖刀の原材料❝雫天石❞のもとへ這って向かいます。柴はとどめを刺そうか?と問いますが、「いえ…必要ないと思います」と千紘は答えます。シャルが千紘へ駆け寄り、斬られた右腕を治そうと試みますが、うまくいきません。それでも千紘はシャルへ「左手を治してくれたから勝てた」「お前の力のおかげだよ」とシャルの頭を撫でます。
双城はようやくラボにたどり着きますが、研究施設は柴の手によって破壊されています。双城は「機材は必要ない…俺は妖刀を理解したんだ」と残された❝雫天石❞を握りしめます。最後の力を振り絞り❝雫天石❞を制御し、六平国重に並ぼうとする双城。しかし無情にも❝雫天石❞は双城の身体ごと爆ぜ始めます
「ただ…」千紘から投げられた言葉を思い返す双城。「ただ…俺が」「父さんの足元にも及ぶことのできなかった…」「お前の全部を斬り伏せただけだ」双城は❝雫天石❞と共に爆発し最後の瞬間を迎えるのでした。

円卓を囲む神奈備の幹部たち。そこには薊の姿も。会議では対刳雲特選部隊と双城の戦いの報告が進められます。特選部隊は四名が殉死。真智カザネは右肩より以下欠損。萩原幾兎は一命を取り留めるも両足を失い意識も未だ戻らない状態。やはり特選部隊の多くは殉死し、生き残った2人も重傷を負っているようで、リーダー格の萩原幾兎も再起できない状態です。
楽座市の真打出品に関しては出品者の名義だけ変更し予定通り行われるとの報告があり、競売出品の主導は双城ではなかったことが判明します。また❝怪魑(かいち)❞を失わずに済んだこと、競売の前に薊や緋雪(ひゆき)を温存できたことは特選部隊の功績と語られます。続いて語られたのは❝刳雲❞の次の所有者❝命滅契約❞を誰に結ばせるか。
❝命滅契約❞とは、六平国重が全ての妖刀に作刀時施した制限機構。一度妖刀の所有者となればその命が絶えるまで所有者だけがその妖刀の力を扱えるというもの。六平国重の殺害と同時期に❝刳雲❞の前所有者が殺害されて以降、先の斉廷戦争で妖刀を握った❝彼ら❞は現在神奈備の保護下にあるとのことです。つまり誰の所有物でもなかった妖刀、実質的な脅威は刳雲だけのはずでした。

神奈備幹部は、「本題はここから」と前置きし特選部隊生き残りの真智カザネによる報告を話します。双城を倒したのは萩原の部隊ではなく六平千紘と名乗る人物、六平国重の息子を自称し、記録にはない7本目の妖刀の所有者である。双城の廃墟を捜索するも妖刀❝刳雲❞は見つからず、千紘が持ち去ったと考えられるとも。特選部隊生き残りの真智カザネは、薊と千紘の関係について明言はしていませんが、7本目の妖刀と千紘の存在は報告していたようです。
六平擁護派の薊に疑いの目が向けられますが、会議は「六平千紘との接触及び刳雲と七本目の回収」と結論付けられます。そして使用可能な2本の妖刀という脅威に対して、唯一妖刀に対抗し得る❝個❞神奈備の最高戦力「緋雪」へ任務が通達されます。

今回の話でついに双城との決着が描かれました。妖刀の解釈にこだわった双城でしたが、最後は❝雫天石❞と共に命を落とします。
そして妖刀の新たな事実❝命滅契約❞。契約すると妖刀の所有者となり、所有者しか妖刀の力を引き出せない機構。大戦争を巻き起こした妖刀のうち2本が力を発揮できる状態で世に出回っている事実は神奈備にとって相当な脅威ということでしょう。
そんな妖刀の回収のために声がかかった「緋雪」というキャラクター。最後のページで姿を現しますが、現段階では男か女か性別も分かりません。ラストのコマで「緋雪」に任務通達として❝炎骨❞胴体までの使用許可が降りた、と伝えられましたが。❝炎骨❞とは一体何のことなのでしょうか。強力な武器かもしくは強力な妖術なのか。「胴体まで」というのも気になりますね。特選部隊が使用しようとし不発に終わり、神奈備幹部から失わずに済んでよかったと語られた❝怪魑❞と同列なものと予想します。
今回の話では、新概念❝命滅契約❞、新アイテム?❝炎骨❞、そして新キャラクター❝緋雪❞と様々な新要素が盛りだくさんでした。いよいよ次回より新章が開幕しますが、どのように物語は進んでいくのでしょうか。次回19話も楽しみにして待ちましょう!!

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