【あらすじ&感想】「カグラバチ」第15話 飯【週刊少年ジャンプ】

2023年12月25日㈪発売 週刊少年ジャンプ2024年4・5合併号掲載のカグラバチ第15話「飯」を紹介していきます。

在りし日のシャルと母親が台所で❝ご飯❞を準備しています。母親は足を怪我したシャルのことを気にかけ傷口が塞いでいることを確認し、傷の超再生を誰にも見られていないか、とシャルへ問いかけます。シャルはなぜ見られてはいけないのかと母親に聞きます。母親は、もし悪い人が特別な力を見つけたら悪いことに利用する可能性がある、だから打ち明けていいのは本当に大切な人だけ、とシャルに伝えます。母親が特別な能力を打ち明けたのはシャルの父親である自分の夫だけ、しかしその夫も特別な能力を怖がり逃げ出してしまったことを打ち明けます。
そんな母親にシャルは、今幸せじゃないの?と問いかけます。母親は、今幸せじゃない、シャルがいるから「とんでもな~く幸せだ!」と笑顔で答えるのでした。そんな時、幸せな日常を壊すように家の呼び鈴が鳴り響きます。

満身創痍の千紘が発動した新技「涅・千」。千紘と敵の周り、部屋中に小さい黒金魚(涅)が漂っています。敵が千紘に襲い掛かろうと動き出しますが、千紘が刀を小さく一振りした瞬間、敵の身体が真っ二つとなります。
小さい❝涅❞、それは簡易斬撃、玄力の消費量は通常の❝涅❞と変わらないが、威力は劣る、その分コンパクトな振りで素早い出力が可能。「涅・千」は小さい❝涅❞の群れ、千紘が浴びせたのは一撃ではなく二十の小さな斬撃の集合、激しい玄力の消費を代償に肉体に負担のかからないコンパクトな振りでの高出力斬撃を可能にしたとのこと。
千紘は、理論ではなくハンデを埋める突破口を直感し、そして極限の集中化において、❝感覚的な理解❞は加速していきます。

双城に捕らえられたシャルとシャルの母親。母親は自分の血のせいでひどい目にあわせてしまったとシャルへ「ごめんね」と謝り、自分が母親でなければシャルは幸せになれたはずと、涙を流します。しかし、シャルは自分は幸せだと母親へ伝えます。「だってお母さんといっしょだから…!!」
母親はラボからシャルを逃がすことを画策し牢から脱出、シャルだけを排気ダクトから逃がすことに成功しますが、その代償に自分は焼け死んでしまうのでした…。
回想は終わり、場面は千紘へ。目にもとまらぬ速さで次々と敵を切り殺していく千紘。ラボを守る妖術師二人組が千紘を迎え撃つために妖術❝鬼装(きそう)❞により変身します。が、変身するや否や、千紘は妖術師二人の首を切り落とします。
シャルが捉えられた牢の前に到着した千紘。「食欲はあるか?今度は潰れてないぞ」とハンバーガーを差し出す千紘。シャルは泣きじゃくりながら「ヂ…ヒロ……!!遅い……!!」とハンバーガーを受け取るのでした。

今回、ギリギリの状況の中で「涅・千」を発動した千紘は、次々と敵を倒していきます。目にもとまらぬ速さで、「涅・千」によって次々と敵が倒れていく演出は最高にかっこいいです。覚醒した千紘によって、さんざん大口を叩いていた❝鬼装❞の妖術師二人組もあっけなく倒されてしまいました。千紘は妖刀の本領を発揮したということでしょうか。
第6話で妖術師の襲撃を切り抜けた後にシャルに潰れたサンドウィッチを渡したシーンがありましたが、今回は潰れていないハンバーガーを渡すのもグッとくるシーンですね。シャルと再会した千紘ですが、双城の牙城から無事脱出することはできるのでしょうか。千紘と別行動の柴もこの後合流するのでしょうか。双城と戦う対刳雲特選部隊の行方も気になるところです。
シャルと再会した千紘。潜入する柴。双城と戦う対刳雲特選部隊。三者三様の行く末はどのように展開していくのか。次回第16話も楽しみに待ちましょう!!

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